これは凄い本を読んだな、というのが所感です。

本件前の記事を書くときに調べてた流れで発見した本。たぶん新品では存在してないのかな?

その他の書評等読んだ範囲だと、タコマ橋について詳しい研究者が歴史をまとめてくれたもの、だとてっきり思ってましたが、なんとなんと、もはや「ミステリー」仕立てだとは思いませんでした。

過去いろいろと研究者が書いてきたミステリーを読んできましたが、森博嗣は建築工学を、駆使していたものの、基本的に謎解き自体は架空のものだった(多分知らないだけでは例外があるかも)し、瀬名秀明もウイルス?自体に対する謎解きの小説を書いたら編集者に面白くないとダメ出しされたこともあったとどこかのエッセイで書いてあったような?本書はそれらが挑戦出来てなかった事に(特に意識せずに)挑み、かつ話としても面白いものに仕上がってます。

まさか、タコマが堕ちたのは人災だったとは、ゴールデンゲートブリッジは政治的な都合で大仰な不必要に大きい工事をしてるとか、派閥があったとか、が徐々に判明していくところが大変気持ちよかったです。(今まで読んだ中で一番似てるのは邪馬台国はどこですか?かな?でも迫真さがレベル違いだと)


投稿者

こゆい

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